アンケート結果

PGT-Aに寄せられたお声

PGT-Aに関わる皆さまの思いをご紹介いたします。
最新のお声から掲載されております。こちらは無断転用禁止です。
掲載をご希望される方は、お問い合わせからお送りください。

  • 29歳・女性
    私は29歳の主婦です。
    今まで4度の妊娠があり
    18週、8週、14週、18週
    で流産をしています。

    なぜ、中絶はよくて
    着床前診断はだめなのですか?
    出生前診断はよくて
    なぜ、着床前診断はだめなのですか?

    私は、旦那も両親もこれ以上泣かせたくありません。
    それに、もう精神的にも追い詰められています。

    どうか、私たちにチャンスをください!

    なぜ、試験も35歳以上なのですか?

    若いから大丈夫って言われても、もうこれ以上赤ちゃんの亡骸ばかりみたくありません。

    助けてください!
  • 匿名
    私たち夫婦は、転座保因者で流産を繰り返し、ダウン症の子どもを授かりました。
    その後神戸ARTレディスクリニックに通院し、2人の子どもにも恵まれました。
    3人の子どもの親になれたのは、PGT-Aの技術と、それを提供してくださった
    大谷先生のおかげだと感謝しています。

    流産を繰り返す患者としての苦しさと、ダウン症を持つ人の家族であるという、
    ある意味相反する立場を持つものとして、感じていることをお伝えします。

    まず最初に言いたいことは、PGT-Aは不妊に悩むご家族にとって、なくてはならない治療法で、
    患者が自由に選択できる治療法となってほしいと願っているということです。
    その点においては、他の患者の会の方と意見は一致しています。

    ただ、出生前診断が認められているのだから、PGT-Aも認められるべき、
    という論法は、納得できない部分があります。
    なぜなら、そもそも生命の選択という意味で反対の立場にある人たちは、
    出生前診断にも反対の立場であって、その方たちに理解を求めるのためには、
    この論法では無意味だと思っています。

    また、現実的には「PGT-Aを受けること=21トリソミーの受精卵を廃棄すること」と
    なっていることにも、疑問がわきます。
    もちろん、PGT-Aを実施している先生方は、21トリソミーの受精卵を移植するかどうかは、
    患者さんの選択にお任せしています、とおっしゃるでしょう。
    ただ、皆さんは21トリソミー(ダウン症)を持つ人たちについて、
    その選択をする際に、どれほどの情報をお持ちですか?
    また、産科医からどれほどの情報を提供されましたか?

    これは出生前診断でも同じことが言えますが、
    ほとんどの場合21トリソミーのマイナスな部分のみが短時間で伝えられ、
    受けられる公的な支援制度や、プラスの部分についての説明は省かれてしまいます。
    その結果として、出生前診断よりも前の段階であるPGT-Aでは、
    より安直に廃棄という選択が取られてしまうことを危惧しています。
    (そういった意味では、出生前診断の方が堕胎というリスクのある選択をしなければならないので、
    より真剣に出産するかどうかに向き合う機会があると思います)

    確かに、21トリソミーの受精卵は80%は流産すると言われていますが、
    逆にいうと20%は出産に至ることができるということです。
    ダウン症の人の両親にとっては、どの子も可愛い我が子です。
    もし廃棄という選択をするならば、ダウン症の人の本質を理解した上で
    していただきたいと思っています。
    そして、最後の移植のために凍結しておいても構わないので、正常卵が無くなった時に
    21トリソミーの受精卵についても移植をトライする人が増えれば良いな、と思っています。

    PGT-Aを受けるということと同時に、その結果としてどの受精卵をどう選別するかは、
    遺伝カウンセラーなどの専門家の受診ができるような制度にすべきだと思います。
    そして、もし21トリソミーの受精卵について、廃棄という選択をした患者さんがいたとしたら、
    そのことをきっかけに、もしかしたら自分の子どもになっていたかもしれない
    ダウン症の人たち、そして広くは障害を持つすべての人たちに目を向けていただき、
    そういった人たちが暮らしやすい社会になるように、何かできることはないか、
    と考えていただきたいです。
    そういった多くの方の歩み寄りの一歩が、社会を動かす大きな力となると信じています。

  • 匿名
    PGSを考えた当時、私は36才でした。受精卵が正常卵である確率は半分の確率で、これだけを考えればPGSの必要性はさほど高くはないと思われるかもしれません。
    しかし、以前より重症子宮内膜症を患っており不妊治療を始めて2度採卵→移植と繰り返しましたが妊娠には至らず、ホルモン剤を使用したり、また生理が来るたびに内膜症は重症化して、腹膜炎(ショック一歩手前)で緊急手術となってしまいました。すでに再発をしており、次いつ緊急手術になるかわかりません。内膜症の方にとって妊娠する事は治療の一つであり、このような状況においては、より正確な判断の元に最短での治療する事が求められます。
    現在はPGSを行い、約半分の卵が異常であったことが判明しています。異常卵を発見しうる手段があるにも関わらず移植して失敗を繰り返し、治療を要する時間と共に内膜症は更に重症化し、最悪の結末となっていた場合もあり得るのです。
    以上の事から一刻も早く、誰でもPGSが受けられる環境を作って頂きたいと強く思っています。
  • 匿名
    私は42歳の時にPGSにより妊娠し出産しました。

    PGSにたどりつくまで流産1回。陰性6回。

    30代から治療を始めて30代のうちに出産したいと思っていたのに流産や陰性続きで出産に至らないまま40代を迎えてしまいました。

    今までのように採卵し、移植を繰り返していくことに限界を感じていた時にPGSの存在を知りました。

    最初の採卵で2つ胚盤胞ができ検査した結果、1つは正常卵。もう一つは2箇所染色体異常がある異常卵でした。

    グレードはどちらも同じ3BC。染色体異常は見た目やグレードではわからないということを身をもって経験しました。

    PGSをしなければ異常卵も移植されていたことでしょう。 
    今まで7回の移植不成功を重ねてきてこれ以上こんな思いはしたくないと思っていた私には染色体異常で妊娠しない、妊娠しても流産してしまう受精卵を選別してくれるのはありがたかったです。

    PGSをした受精卵の移植1回で私は妊娠し出産しました。

    PGSは着床率の向上と流産率の低下に極めて有効な治療だと思います。

      私はある婦人科疾患を患い体外受精でしか妊娠はできません。

    採卵や移植を繰り返してお金が尽きてしまったら妊娠の可能性がまだあってもこどもを諦めなければなりません。

    あくまで私の考えですがPGSは体外受精を前提にした治療なので体外受精の治療法の一つだと思ってます。

    それなのに現状は限られた施設でしか受けられないのは残念です。
    私のように体外受精でしか妊娠できない女性は少数ですがいます。 体外受精は多額のお金がかかる治療です。
    1回の治療で数十万円かかります。
    何回も繰り返していくのは金銭的に厳しいです。

    せめて自分の望んだ治療は施設の制限なく身近で受けられるようになってほしいと思ってます。
  • 女性
    生きている我が子に会いたくて


    あの日、パパと喜んだ1つの命

    でも、お腹の子はもういない

    そして、わたしは天使ママになった


    神様はいるの?

    コウノトリはいるの?

    何回移植し、何回流産すればいいの?

    何年かかるの?終わりはくるの?

    その時、我が子は隣にいるの?

    いいえ、
    いいえ、
    また流産しました

    生きている我が子に会いたい

    そして、天使ママはPGDに最後の望みをかけた
  • 42歳・女性
    アメリカ在住の42歳です。
    初回の採卵で4個の胚盤胞を染色体スクリーニングに出し、幸い1個染色体正常卵がありましたが残念ながら化学流産となり、来月2回目の採卵を控えています。次回も染色体スクリーニングは受ける予定です。
    アメリカでは、PGD、PGS、卵子提供、精子提供、など自己責任で患者が選択できます。そして30代後半になると「出産というゴールに向かってならこれが一番合理的」とドクターが普通に卵子提供を勧めてくるので、私のように40代で自己卵子を使いたいというのは少数派です。
    私は日本の治療を知りませんが、正直アメリカよりクリニックの敷居が低く、丁寧で、行き届いたケアが出来ているように感じています。体外受精の技術も世界トップクラス、40代での不妊治療数も増えているのに日本で着床前診断は認められていないという事を知った時には驚きました。現に傷つき、辛い思いをしている女性達はたくさん居るのにそれを見て見ぬふり?実際前回の採卵時、隣のベッドが日本から来られた女性でした。染色体スクリーニングを受ける為、数回渡米するのにどれだけのパワーとお金を使われたんだろうと思うと頭の下がる思いでした。
    幸い私は染色体スクリーニングを選択できる環境にあります。前回は残念な結果でしたが、まだ正常卵がとれる可能性があるという事実が次回の採卵を決意させました。女性を守るために染色体スクリーニングは「選択」として必要です。「いのちの選別」でなく新たないのちへ繋がる方法として、日本でも染色体スクリーニングを「選択」できる日が1日も早く来てほしいと願います。
  • 男性
    子供を望む私たちの最後の砦。
    名だたる病院の転院を繰り返したが、積み重なる失敗。
    これでダメなら子供を諦めるかという想いをこめ、最後の砦であるpgsを始める。
    年齢の障壁、卵の質、うまくいかない明確な理由がわからないし、誰も明らかにしない不妊治療。
    始めのカウンセリングで道が拓ける。
    うまくいかない理由の一つを、科学的に分析し、「なんとなく」ではなく、明確に理解し、把握できる唯一の手段。
    金銭的、精神的、肉体的な負担を少しでも軽減するpgs。
    私達はpgsのおかげで子供を授かることができました。
    世の子供を欲しい全ての夫婦に、最後の砦としてではなく、分け隔てなくpgsが利用できる環境を望んでいます。
  • 女性・43歳
    始めての妊娠。現在7ヶ月。不妊治療開始から赤ちゃんを授かる事ができるまで、どのくらいの時間がかかるでしょう?私は5年かかりました。治療回数8回。着床前診断は約1年の間で3回。あなたの場合、着床前診断をするとどのくらい治療期間が短くなるでしょうか?明確な答えはありません。私はそれでも着床前診断を勧めます。それは、治療を受ける女性の体を守り、より良い結果を望めるからです。流産すると最低6ヶ月は次の治療まで体を休める必要があります。それほど肉体的にも辛い事なんです。幸いにも着床前診断開始の後、約1年で妊娠することが出来ました。約1年間、良い受精卵が見つからなかった為、移植はありませんでした。でも最後に一つだけ良い受精卵が見つかり移植をし妊娠7ヶ月に至っています。それほど着床前診断は精密で無駄に体力と時間を消耗しません。それは治療をする女性とそのご家族にとっては優しい選択だと思います。
  • 女性
    心拍確認、母子手帳受理。嬉しく待ち遠しかった定期検診。突然の流産宣告。手術を待つ1週間。お腹の中の子はもう動いていない。なのに続く悪阻。
    私は赤ちゃんを望んでいるのに。これからやる手術は赤ちゃんを望まない人がやる中絶手術と同じ掻爬術。
    心の傷と身体の傷。手元にはもう使う事のない未記入の母子手帳。心が死んでいく想いを4回経験しました。
    このまま諦めきれる?自分自身に尋ねてみても、やっぱり私は諦めきれない。今、ここで諦めたら人生を終える瞬間、諦めた赤ちゃんの事を悔やんでしまう自分がいる。そう想像した私は九州から神戸へ。着床前スクリーニング。たった1つの希望を胸に。初めての採卵。取れた卵は5つ。うまく育った3つを検査に出し、異常のなかった唯一の卵。グレードは2bc。普通の病院では破棄されるグレード。それでも正常卵だから大丈夫だと、初めての移植。今、私が抱いている娘はグレードの低い、普通の病院では見た目だけで選別され破棄されていたであろう卵で妊娠出産しました。命の選別ってナニ?グレードが低くても卵の見た目の成長が遅くても産まれてくることが出来る命もある。大谷先生に救って貰った大切な命。2人目だけど6人目の命。4回目の流産の時、第二子を諦めなくてよかった。
    流産を繰り返すと、もうこれ以上傷付かないで済むようにと、心にブレーキをかけてしまいます。妊娠がわかっても、また途中で駄目になるかもしれない。流産宣告されても回を重ねるごとに、やっぱりね。と自分自身で思えるように。少しでも傷付かないように。
    着床前スクリーニングで妊娠しても、途中で流産死産した時が強く周りには妊娠した事すら言えませんでした。新生児用品の準備ですら、最低限の準備をギリギリに。もしかしたら使えないかもしれないからと自分自身に言い聞かせながらの準備。当時4歳の長女にも、ママは太ったから。とだけつたえていました。分娩台にあがっても、無事に産声を聞くまでは不安で不安で。本当なら妊娠が分かったら周りや家族、子供にもキチンと伝えて新しい家族を迎える準備をしたい。だけど何度も悲しい経験をしているとそれすらできない。 無事に着床しても、安定期に入っても、臨月になっても、ずっとずっと不安でした。産声を聞けて初めて流産死産の不安から脱出できました。
    心を閉ざして、ブレーキをかけて、もうこれ以上傷付かないように。そんな私の様な想いは誰にも経験させたくありません。本来なら誰だって妊娠したら嬉しいし、安定期に入ったら皆んなに妊娠したことを伝えたい。日に日に大きくなっていくおなかを摩りながら家族とお腹の赤ちゃんを愛でたい。そんなあたり前にあるはずの幸せを感じることが怖かった。もしまた途中で流産したら。。。そんな不安の中、隠れるように妊娠期間を過ごさなければならない妊婦をひとりでも減らしたい。
    着床前スクリーニングがあって良かった。あのまま何度も何度も流産を繰り返し、子供を授かることを諦めなくてよかった。
    こんなに素晴らしい技術があるのに周りは知らないもどかしさ。私の様に辛く悲しい想いを経験する女性がひとりでも減らしたい。そう思います。
  • 女性
    妻37歳、卵巣年齢50代。夫36歳、男性不妊。
    2年間で6つの病院を渡り歩いて約400万円かけて採卵5回移植5回しました。でも結果は流産1回陰性4回。漢方もやった、鍼もやった、体質改善もした、仕事もやめた。これ以上何をやったら授かるの?破産するまで採卵移植を繰り返すしかないの?途方にくれていました。
    けれどどの病院も、「原因はわかりません、卵の質です」の一点張り。じゃあその「卵の質」を調べられないの??そこで辿り着いたのが、着床前スクリーニングでした。そして、着床前スクリーニングに踏み切ってわずか3周期、2回の採卵で2個正常卵が見つかり、たった一度の移植で授かりました。しかも1人授かるのも奇跡だった私に、残った正常卵で第二子の可能性まで‥!ただただ感謝しかありません。

    今思うことは、もっと早くやれば良かった。それだけです。流産を何度もしていない、転座もない自分には着床前スクリーニングはできっこない、関係ないと思っていた、いや思わされていました。学会が認可していないという理由で。本当は不妊に悩む人なら誰でも受けていい、受けられる、受けるべき検査なのに。
    よく考えれば単純な算数で、例えば1回の採卵で受精卵が10個できても、40歳なら正常な卵の確率はそのうちたった2個。授かるまで最悪8回無駄な移植をする事になる。それが着床前スクリーニングをすれば、先に正常な2個を見つけて、移植することができる。どっちが身体的、精神的、経済的に効果的な「治療」かは明らかです。技術も確率されている、他の国では当たり前のように行われている。なのに、たかが学会で認可されていない、それだけの理由で日本では受けられません。流産するかもしれない、着床しないかもしれない卵を「運命の卵」と信じて、信じさせられて、何百万円もかけて、仕事も人生も犠牲にして、流産して、何周期も無駄にして、移植し続けた自分がバカみたい。事前に分かる検査があるのに。今の不妊治療はまるで命を、人生を、かけたギャンブルのようです。その成功率を上げる技術が存在するのに、なぜどこでも受けられないのでしょうか?

    「命の選別」と言っているのは、誰でしょう?授からない私達には「選別」する程の命がないのに。「命の選別」だと思う人は受けなければ良い。
    きちんと認可してそこのルールを整備することこそが大事ではないでしょうか。まずは受ける受けないの選択肢を与えて欲しい。 私は幸いにも着床前スクリーニングのお陰で赤ちゃんを授かりました。治療で今も苦しむ人の事を考えると胸が潰れそうで、こんな事を言うのも申し訳ない思いだけれど、でも、本当に幸せです。子供がいる人生は幸せで、そうでない人生は幸せでないとは思わないけれど、望んで望んで授かった赤ちゃんは、想像を遥かに超えて愛おしく、とてもとても幸せです。

    無駄な採卵移植を繰り返したせいでお金が底をつき、年齢が限界を迎え、心が疲れ果ててしまって治療を諦めた人々がどれだけいるでしょう。
    その人達が、もし着床前スクリーニングを受けられていたなら、今頃夢見ていた柔らかな愛しい赤ちゃんを胸に抱き、子育ては大変だと愚痴を零しながらも、幸せを噛み締めて生きていたかもしれません。でもその人達に、その人生を生きることは、もう一生できないのです。世の中の多くの人が、普通に手に入れる事のできる、この愛おしい存在を抱く事ができないのです。それが悔しい。そして、今治療している殆どの人が、その可能性に恐怖し、悲しみ、苦しんでいます。それも悔しい。 どんな人にも、そんな思いをして欲しくない。もっと多くの人に、着床前スクリーニングを知って欲しい。受けてみて欲しい。受けられる社会になって欲しい。治療に何百万円も使い、キャリアやライフプランが滅茶苦茶になってしまった、私の様な苦しみを誰にも味わってなんか欲しくない。もちろん着床前スクリーニングは必ず授かる万能薬ではないけれど、治療法の1つとして受けられるようになって欲しい。出口のないトンネルのようだと言われる不妊治療の光の差し込む出口の1つとなって欲しい。ただただ、それだけを願っています。

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