流産率の低下と着床率の向上を目的とする着床前診断を推進する会

着床前診断に寄せられたお声
着床前診断に寄せられたお声

着床前診断に関わる皆さまの思いをご紹介いたします。
最新のお声から掲載されております。こちらは無断転用禁止です。
掲載をご希望される方は、お問い合わせからお送りください。

  • 匿名
    私たち夫婦は、転座保因者で流産を繰り返し、ダウン症の子どもを授かりました。
    その後神戸ARTレディスクリニックに通院し、2人の子どもにも恵まれました。
    3人の子どもの親になれたのは、PGT-Aの技術と、それを提供してくださった
    大谷先生のおかげだと感謝しています。

    流産を繰り返す患者としての苦しさと、ダウン症を持つ人の家族であるという、
    ある意味相反する立場を持つものとして、感じていることをお伝えします。

    まず最初に言いたいことは、PGT-Aは不妊に悩むご家族にとって、なくてはならない治療法で、
    患者が自由に選択できる治療法となってほしいと願っているということです。
    その点においては、他の患者の会の方と意見は一致しています。

    ただ、出生前診断が認められているのだから、PGT-Aも認められるべき、
    という論法は、納得できない部分があります。
    なぜなら、そもそも生命の選択という意味で反対の立場にある人たちは、
    出生前診断にも反対の立場であって、その方たちに理解を求めるのためには、
    この論法では無意味だと思っています。

    また、現実的には「PGT-Aを受けること=21トリソミーの受精卵を廃棄すること」と
    なっていることにも、疑問がわきます。
    もちろん、PGT-Aを実施している先生方は、21トリソミーの受精卵を移植するかどうかは、
    患者さんの選択にお任せしています、とおっしゃるでしょう。
    ただ、皆さんは21トリソミー(ダウン症)を持つ人たちについて、
    その選択をする際に、どれほどの情報をお持ちですか?
    また、産科医からどれほどの情報を提供されましたか?

    これは出生前診断でも同じことが言えますが、
    ほとんどの場合21トリソミーのマイナスな部分のみが短時間で伝えられ、
    受けられる公的な支援制度や、プラスの部分についての説明は省かれてしまいます。
    その結果として、出生前診断よりも前の段階であるPGT-Aでは、
    より安直に廃棄という選択が取られてしまうことを危惧しています。
    (そういった意味では、出生前診断の方が堕胎というリスクのある選択をしなければならないので、
    より真剣に出産するかどうかに向き合う機会があると思います)

    確かに、21トリソミーの受精卵は80%は流産すると言われていますが、
    逆にいうと20%は出産に至ることができるということです。
    ダウン症の人の両親にとっては、どの子も可愛い我が子です。
    もし廃棄という選択をするならば、ダウン症の人の本質を理解した上で
    していただきたいと思っています。
    そして、最後の移植のために凍結しておいても構わないので、正常卵が無くなった時に
    21トリソミーの受精卵についても移植をトライする人が増えれば良いな、と思っています。

    PGT-Aを受けるということと同時に、その結果としてどの受精卵をどう選別するかは、
    遺伝カウンセラーなどの専門家の受診ができるような制度にすべきだと思います。
    そして、もし21トリソミーの受精卵について、廃棄という選択をした患者さんがいたとしたら、
    そのことをきっかけに、もしかしたら自分の子どもになっていたかもしれない
    ダウン症の人たち、そして広くは障害を持つすべての人たちに目を向けていただき、
    そういった人たちが暮らしやすい社会になるように、何かできることはないか、
    と考えていただきたいです。
    そういった多くの方の歩み寄りの一歩が、社会を動かす大きな力となると信じています。

  • 匿名
    PGSを考えた当時、私は36才でした。受精卵が正常卵である確率は半分の確率で、これだけを考えればPGSの必要性はさほど高くはないと思われるかもしれません。
    しかし、以前より重症子宮内膜症を患っており不妊治療を始めて2度採卵→移植と繰り返しましたが妊娠には至らず、ホルモン剤を使用したり、また生理が来るたびに内膜症は重症化して、腹膜炎(ショック一歩手前)で緊急手術となってしまいました。すでに再発をしており、次いつ緊急手術になるかわかりません。内膜症の方にとって妊娠する事は治療の一つであり、このような状況においては、より正確な判断の元に最短での治療する事が求められます。
    現在はPGSを行い、約半分の卵が異常であったことが判明しています。異常卵を発見しうる手段があるにも関わらず移植して失敗を繰り返し、治療を要する時間と共に内膜症は更に重症化し、最悪の結末となっていた場合もあり得るのです。
    以上の事から一刻も早く、誰でもPGSが受けられる環境を作って頂きたいと強く思っています。
  • 匿名
    私は42歳の時にPGSにより妊娠し出産しました。

    PGSにたどりつくまで流産1回。陰性6回。

    30代から治療を始めて30代のうちに出産したいと思っていたのに流産や陰性続きで出産に至らないまま40代を迎えてしまいました。

    今までのように採卵し、移植を繰り返していくことに限界を感じていた時にPGSの存在を知りました。

    最初の採卵で2つ胚盤胞ができ検査した結果、1つは正常卵。もう一つは2箇所染色体異常がある異常卵でした。

    グレードはどちらも同じ3BC。染色体異常は見た目やグレードではわからないということを身をもって経験しました。

    PGSをしなければ異常卵も移植されていたことでしょう。 
    今まで7回の移植不成功を重ねてきてこれ以上こんな思いはしたくないと思っていた私には染色体異常で妊娠しない、妊娠しても流産してしまう受精卵を選別してくれるのはありがたかったです。

    PGSをした受精卵の移植1回で私は妊娠し出産しました。

    PGSは着床率の向上と流産率の低下に極めて有効な治療だと思います。

      私はある婦人科疾患を患い体外受精でしか妊娠はできません。

    採卵や移植を繰り返してお金が尽きてしまったら妊娠の可能性がまだあってもこどもを諦めなければなりません。

    あくまで私の考えですがPGSは体外受精を前提にした治療なので体外受精の治療法の一つだと思ってます。

    それなのに現状は限られた施設でしか受けられないのは残念です。
    私のように体外受精でしか妊娠できない女性は少数ですがいます。 体外受精は多額のお金がかかる治療です。
    1回の治療で数十万円かかります。
    何回も繰り返していくのは金銭的に厳しいです。

    せめて自分の望んだ治療は施設の制限なく身近で受けられるようになってほしいと思ってます。
  • 女性
    生きている我が子に会いたくて


    あの日、パパと喜んだ1つの命

    でも、お腹の子はもういない

    そして、わたしは天使ママになった


    神様はいるの?

    コウノトリはいるの?

    何回移植し、何回流産すればいいの?

    何年かかるの?終わりはくるの?

    その時、我が子は隣にいるの?

    いいえ、
    いいえ、
    また流産しました

    生きている我が子に会いたい

    そして、天使ママはPGDに最後の望みをかけた
  • 42歳・女性
    アメリカ在住の42歳です。
    初回の採卵で4個の胚盤胞を染色体スクリーニングに出し、幸い1個染色体正常卵がありましたが残念ながら化学流産となり、来月2回目の採卵を控えています。次回も染色体スクリーニングは受ける予定です。
    アメリカでは、PGD、PGS、卵子提供、精子提供、など自己責任で患者が選択できます。そして30代後半になると「出産というゴールに向かってならこれが一番合理的」とドクターが普通に卵子提供を勧めてくるので、私のように40代で自己卵子を使いたいというのは少数派です。
    私は日本の治療を知りませんが、正直アメリカよりクリニックの敷居が低く、丁寧で、行き届いたケアが出来ているように感じています。体外受精の技術も世界トップクラス、40代での不妊治療数も増えているのに日本で着床前診断は認められていないという事を知った時には驚きました。現に傷つき、辛い思いをしている女性達はたくさん居るのにそれを見て見ぬふり?実際前回の採卵時、隣のベッドが日本から来られた女性でした。染色体スクリーニングを受ける為、数回渡米するのにどれだけのパワーとお金を使われたんだろうと思うと頭の下がる思いでした。
    幸い私は染色体スクリーニングを選択できる環境にあります。前回は残念な結果でしたが、まだ正常卵がとれる可能性があるという事実が次回の採卵を決意させました。女性を守るために染色体スクリーニングは「選択」として必要です。「いのちの選別」でなく新たないのちへ繋がる方法として、日本でも染色体スクリーニングを「選択」できる日が1日も早く来てほしいと願います。
  • 女性・42歳
    結婚は39歳目前。すぐに不妊治療専門医にかかったが、42歳の今まで立て続けに3度の心拍確認後の流産。避妊のことは教わったが、妊娠出産にタイムリミットがあること、不妊・不育のことは誰も教えてくれなかった。いや、多少は知ってはいたがどこか他人事だった。「まさか私が⁈」…流産の度繰り返される「あなたの年齢ではよくあること」という医師の言葉は、私の心を深くえぐった。頼りはネットの情報だけ。藁をも掴む思いで着床前診断を行なっている病院の門を叩いた。「くれぐれも内密に」と口止めされ、どこか後ろめたさを感じた。着床前診断を公けにしていない病院が多いのなぜ?患者が気軽に口にできないのはなぜ?
    着床前診断は命の選別ではない。妊娠後の検査は許されて、妊娠する前の検査がなぜ許されないのか?着床するかもわからない胚をひたすらに移植して流産を繰り返せと言うのか?障害のある子どもを排除しようとか男女の産み分けをしたいとか、そういうレベルの話ではない。ただただ、産まれ得る命をこの手に抱きたいだけなのに…
    流産を繰り返す間費やした3年間、1000万円以上のお金。重くのしかかったままの辛い流産のトラウマ。決して消えることはないだろう。経験した当事者にしかわらかないとてつもない痛みや苦しみ…これ以上自分と同じ思いをする人が増えないことを祈る。
    子どもを望む全ての夫婦が、当たり前の権利として、地域差や経済的な制限なく等しく前向きに治療できること、堂々と授かることができる世の中になることを期待して…
  • 男性
    子供を望む私たちの最後の砦。
    名だたる病院の転院を繰り返したが、積み重なる失敗。
    これでダメなら子供を諦めるかという想いをこめ、最後の砦であるpgsを始める。
    年齢の障壁、卵の質、うまくいかない明確な理由がわからないし、誰も明らかにしない不妊治療。
    始めのカウンセリングで道が拓ける。
    うまくいかない理由の一つを、科学的に分析し、「なんとなく」ではなく、明確に理解し、把握できる唯一の手段。
    金銭的、精神的、肉体的な負担を少しでも軽減するpgs。
    私達はpgsのおかげで子供を授かることができました。
    世の子供を欲しい全ての夫婦に、最後の砦としてではなく、分け隔てなくpgsが利用できる環境を望んでいます。
  • 女性・43歳
    始めての妊娠。現在7ヶ月。不妊治療開始から赤ちゃんを授かる事ができるまで、どのくらいの時間がかかるでしょう?私は5年かかりました。治療回数8回。着床前診断は約1年の間で3回。あなたの場合、着床前診断をするとどのくらい治療期間が短くなるでしょうか?明確な答えはありません。私はそれでも着床前診断を勧めます。それは、治療を受ける女性の体を守り、より良い結果を望めるからです。流産すると最低6ヶ月は次の治療まで体を休める必要があります。それほど肉体的にも辛い事なんです。幸いにも着床前診断開始の後、約1年で妊娠することが出来ました。約1年間、良い受精卵が見つからなかった為、移植はありませんでした。でも最後に一つだけ良い受精卵が見つかり移植をし妊娠7ヶ月に至っています。それほど着床前診断は精密で無駄に体力と時間を消耗しません。それは治療をする女性とそのご家族にとっては優しい選択だと思います。
  • 女性
    心拍確認、母子手帳受理。嬉しく待ち遠しかった定期検診。突然の流産宣告。手術を待つ1週間。お腹の中の子はもう動いていない。なのに続く悪阻。
    私は赤ちゃんを望んでいるのに。これからやる手術は赤ちゃんを望まない人がやる中絶手術と同じ掻爬術。
    心の傷と身体の傷。手元にはもう使う事のない未記入の母子手帳。心が死んでいく想いを4回経験しました。
    このまま諦めきれる?自分自身に尋ねてみても、やっぱり私は諦めきれない。今、ここで諦めたら人生を終える瞬間、諦めた赤ちゃんの事を悔やんでしまう自分がいる。そう想像した私は九州から神戸へ。着床前スクリーニング。たった1つの希望を胸に。初めての採卵。取れた卵は5つ。うまく育った3つを検査に出し、異常のなかった唯一の卵。グレードは2bc。普通の病院では破棄されるグレード。それでも正常卵だから大丈夫だと、初めての移植。今、私が抱いている娘はグレードの低い、普通の病院では見た目だけで選別され破棄されていたであろう卵で妊娠出産しました。命の選別ってナニ?グレードが低くても卵の見た目の成長が遅くても産まれてくることが出来る命もある。大谷先生に救って貰った大切な命。2人目だけど6人目の命。4回目の流産の時、第二子を諦めなくてよかった。
    流産を繰り返すと、もうこれ以上傷付かないで済むようにと、心にブレーキをかけてしまいます。妊娠がわかっても、また途中で駄目になるかもしれない。流産宣告されても回を重ねるごとに、やっぱりね。と自分自身で思えるように。少しでも傷付かないように。
    着床前スクリーニングで妊娠しても、途中で流産死産した時が強く周りには妊娠した事すら言えませんでした。新生児用品の準備ですら、最低限の準備をギリギリに。もしかしたら使えないかもしれないからと自分自身に言い聞かせながらの準備。当時4歳の長女にも、ママは太ったから。とだけつたえていました。分娩台にあがっても、無事に産声を聞くまでは不安で不安で。本当なら妊娠が分かったら周りや家族、子供にもキチンと伝えて新しい家族を迎える準備をしたい。だけど何度も悲しい経験をしているとそれすらできない。 無事に着床しても、安定期に入っても、臨月になっても、ずっとずっと不安でした。産声を聞けて初めて流産死産の不安から脱出できました。
    心を閉ざして、ブレーキをかけて、もうこれ以上傷付かないように。そんな私の様な想いは誰にも経験させたくありません。本来なら誰だって妊娠したら嬉しいし、安定期に入ったら皆んなに妊娠したことを伝えたい。日に日に大きくなっていくおなかを摩りながら家族とお腹の赤ちゃんを愛でたい。そんなあたり前にあるはずの幸せを感じることが怖かった。もしまた途中で流産したら。。。そんな不安の中、隠れるように妊娠期間を過ごさなければならない妊婦をひとりでも減らしたい。
    着床前スクリーニングがあって良かった。あのまま何度も何度も流産を繰り返し、子供を授かることを諦めなくてよかった。
    こんなに素晴らしい技術があるのに周りは知らないもどかしさ。私の様に辛く悲しい想いを経験する女性がひとりでも減らしたい。そう思います。
  • 女性・40歳
    東京都(40歳)
    胚盤胞を13個移植しましたが、まだ出産にはいたっておりません。
    その間に1度の流産を経験しました。
    陰性のたびに、ただただ時間がすぎていきます。
    とうとう40代になり、ますます妊娠・出産の可能性がさがっていきます。
    もし着床前診断ができたなら着床しない胚盤胞移植をさけられ13個も移植しなくても済んだかもしれません。
    13個の移植、それだけで100万円以上のお金がかかります。
    着床前診断をしない移植は、まるでギャンブルのようです。
    移植しないことには妊娠はありえません。20%程度の成功率のために流産のリスクを抱えてでもやるしかありません。
    数年の間、治療を繰り返しても不妊の原因が受精卵なのか、母体なのか、何もわからず医師からは「原因不明」としか診断されません。
    胚盤胞の検査ができたなら不妊治療は飛躍的に進むのではないかと思います。

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