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匿名

2019.02.27

私は42歳の時にPGSにより妊娠し出産しました。

PGSにたどりつくまで流産1回。陰性6回。

30代から治療を始めて30代のうちに出産したいと思っていたのに流産や陰性続きで出産に至らないまま40代を迎えてしまいました。

今までのように採卵し、移植を繰り返していくことに限界を感じていた時にPGSの存在を知りました。

最初の採卵で2つ胚盤胞ができ検査した結果、1つは正常卵。もう一つは2箇所染色体異常がある異常卵でした。

グレードはどちらも同じ3BC。染色体異常は見た目やグレードではわからないということを身をもって経験しました。

PGSをしなければ異常卵も移植されていたことでしょう。 
今まで7回の移植不成功を重ねてきてこれ以上こんな思いはしたくないと思っていた私には染色体異常で妊娠しない、妊娠しても流産してしまう受精卵を選別してくれるのはありがたかったです。

PGSをした受精卵の移植1回で私は妊娠し出産しました。

PGSは着床率の向上と流産率の低下に極めて有効な治療だと思います。

  私はある婦人科疾患を患い体外受精でしか妊娠はできません。

採卵や移植を繰り返してお金が尽きてしまったら妊娠の可能性がまだあってもこどもを諦めなければなりません。

あくまで私の考えですがPGSは体外受精を前提にした治療なので体外受精の治療法の一つだと思ってます。

それなのに現状は限られた施設でしか受けられないのは残念です。
私のように体外受精でしか妊娠できない女性は少数ですがいます。 体外受精は多額のお金がかかる治療です。
1回の治療で数十万円かかります。
何回も繰り返していくのは金銭的に厳しいです。

せめて自分の望んだ治療は施設の制限なく身近で受けられるようになってほしいと思ってます。